本当はドスケベな、日本史!?
デザインと色彩を楽しめる和服や、のどかな田園風景。
当時の人口密度がトップクラスだった江戸で、気持ち良くなろう♥
意外に少ない和風の世界観
エロゲで和風を探すと、非常に少ないです。
その理由をじっくり説明します!
同人エロゲでは数えるほどの作品
今回の人気ランキングは、探すのに苦労しました。
巫女については「現代の退魔師」も多く、そちらは含めず。
異世界を含め、昔の日本っぽい世界観だけ♪
制作するサークルが少ないのは、わざわざ選ぶ必要がないから!
風情があるものの、キャラや物語を考えるのは面倒。
たとえば、『小説家になろう』で、時代劇がどれだけありますか?
ありませんよね?
要するに、そういうことです。
キャラの衣服やフィールドを描くのが面倒
最大の理由は、それっぽくするだけで苦労するから!
西洋ファンタジーなら、適当に描いたアーマー、剣で十分。
ところが、和服にした途端に、「あれ? 女の着物は、左右のどちらが上だっけ?」となります。
背景としても、自然豊かで日本っぽい風景に、茅葺屋根の家、立派な武家屋敷。
汎用データを流用しにくく、一から作るとコスト高に……。
巫女っぽい制服を着た女子とは違い、ちゃんとした和服であることも必須!
ユーザーが求めているのは、上の画像のようなキャラ達。
そう簡単に、手を出せず。
和風にする必要性があまりない
それだけの苦労をしても、エロゲではニッチ!
正直なところ、現代の女子を出したほうが手っ取り早い。
どっちみち、純粋な和風ではなく、エルフもいる異世界とか、アレンジが多いですし。
アジアンテイストに留めて、着物の美女もいる、ハメまくりの天国も。
「どこまで、史実の日本に寄せていくのか?」
悩ましい問題で、良いところ取りにするのが賢明。
エロゲに求められるのは、股間を膨らませて発射するだけのシコリティ。
日本史の研究じゃないので……。
現代社会との違いを知っておこう!
昔の日本は、生きるだけで精一杯!
「一所懸命」の言葉通り、今いる場所にしがみつくだけ。
時代劇にHなモンスターを追加
舞台となるのは、戦国時代の村か、江戸の町。
一般的に知られているのは、その2つですから。
前者は、描くべき建物が最小限。
アクションゲームの拠点として描かれることが多いです。
後者は面倒で、時代劇のような長屋、表通りの商店と、ギッシリ描かなければいけません。
こちらを選ぶことは珍しく、まさに数えるほど。
江戸時代は、わりと歴史考証がされており、そちらに従う必要があります。
『銀魂』のように、「宇宙人や亜人もいる」というファンタジー世界も……。
独自のワールドを理解することから
現代社会にスキル、モンスターをつけ加えたのが、現代ファンタジー。
いっぽう、和風の世界観では、「時代劇のエロゲ」と「和服やくノ一が乱れるだけ」の2つ。
このニーズを間違えると、和風のエロゲは大失敗!?
どちらも間違っていませんが、「昔の日本で、くノ一を調教するだけ」としても良いのです。
江戸時代の背景、BGM、キャラを描くのは大変……。
ユーザーとしては、そのゲームの狙いをしっかり把握することが大切。
同人エロゲは懇切丁寧に教えてくれるし、体験版もあるから、落ち着いて検討すれば大丈夫♪
地元の人間で片をつけるだけ
リアルの戦国、江戸時代ですが……。
江戸初期になるまで、余所者が来ると身ぐるみ剝いで殺すか、奴隷として売り飛ばします。
自分の村だけが信用できて、隣村とは水や米を奪い合う敵!
村の中で全て決め、片をつけるのが、惣村です。
室町時代から幕府が弱体化して、自分の身を自分で守っています。
平たく言えば、村という、ヤーさんの組だけ。
戦があれば女子供まで攫われ、逆に落ち武者を総出で狩る。
冬を越すだけで数人が死ぬ農村は、個人の権利から最も遠い場所でした。
基本的に巫女やくノ一が主人公
和風のエロゲは、巫女やくノ一が主人公です。
その魅力から人気が出やすく、何も知らない処女を淫乱にしていく悦びも♥
女主人公にエロいことをさせる
史実を参考にしても、所詮はエロゲ!
都合のいいところだけで、Hイベントを充実させればOK!
といっても、フィールドマップの屋敷や長屋、城を描くのに苦労します。
流通している素材で、和風が少ないのです。
Hイベントも、「リアル江戸に忠実」と「何でもありのスケベ王国♥」の2パターン。
妊娠・出産は好き嫌いが分かれるため、こちらも要チェックです!
和風の世界観は、敗北による凌辱か、売春がメイン。
純愛はなく、ひたすらに女主人公がセクハラされ、犯されていきます。
「巫女がいるから和風」ではない
このランキングでは、「昔の日本をモチーフにした世界観」と定義。
巫女っぽい女子は、対象外です。
和風の世界は、「老人までに大半が死ぬ」という過酷さがあってこそ!
旅するだけで命懸け。
江戸時代の『東海道中膝栗毛』ですら、お伊勢参りの旅立ちが今生の別れでした。
1日を乗り切るだけで、誰にも知られない偉業。
その中に生きる女主人公が何を見て、どう決断するのか?
プレイヤーの責任は、重大です。
和服が好きでも、刀の斬り合いが好きでも!
二次元ですら、日本の精神が詰め込まれています。
異世界転生ではなく最初から在住
ポイントは、女主人公が最初から住んでいること!
でないと、一気につまらなくなります。
現実とは違う、昔の日本っぽい世界。
そこで懸命に生きているからこそ、尊く、愛おしい……。
セックスは1つの娯楽で、農村の働き手を増やす儀式。
日本の祭りでも、御神体として巨大な男根を担ぎ、そこに若い女を乗せることがあります。
ならば、そこで生まれ育った人間は?
「オッパイ、まん〇が見えて、恥ずかしいー!」という余裕はないはず。
1人でも多く産み、家事や畑仕事をするのみ。
余談ですが、昔の農村では美醜よりも、体の頑丈さが優先だったとか……。
実際の日本史はバイオレンス!?
自分が生まれ育った土地を離れれば、死ぬか、もっと悲惨な末路。
江戸時代は少し違いますが、そちらは後述します。
「余所者=処す」という時代が続いた
サバイバルで、個人は二の次。
全員が助かるために、役割を果たさなければなりません。
登山、あるいは、スキューバダイビング。
ギアと安全対策がしっかりしている現代でも、あっさり人が死ぬ領域です。
それとほぼ同じである、昔の日本。
一所懸命で、武家ですら「領地を守るために、死も厭わない!」という時代。
序列はあれども、同じ土地にいる人は信用できます。
昔にも、腕に覚えがある職人、物を売り歩く行商人、坊さんがいました。
彼らは寺社を頼り、そのネットワークによる旅。
身元保証のない余所者は、「地元を追い出された札付き、あるいは山賊」と見なされます。
「疑わしきは殺す!」のルールにより、村に危険をもたらす存在を消していく日々。
庶民に貞操観念はなく乱交上等
その日暮らしで、上は大名、下は村の代表に従っている農民。
先祖代々の古い家に、「自分の全て」といえる田畑を受け継ぐだけ。
悪ければ、地主に従うだけの水飲み百姓です。
すぐに子供が死ぬ時代とあって、人手の確保でどんどん産みました。
相続するのは、百姓であっても長男だけ。
それに、正当な血筋を気にするのは、村の庄屋からです。
村の子供と見なされます。
有名な夜這いは、男が通い、女がそれを受け入れる行事。
しかし、女に拒否する権利があって、必要ならば、女子若衆が介入します。
村の男たちを受け入れ、その中から結婚相手を選ぶのです。
「祭りの夜は、相手の顔も分からない闇夜で乱交する」
このような風習も、日本各地にありました。
近代化するまで、「処女を守る」という意識は、公家や武家のような名家だけの話。
一族や惣村が全てで寺社の庇護が必須
村をまとめているのは、代々の長老と、寺社でした。
電話や裁判所はなく、知識層である坊さんなどが解決。
広いスペースは、祭りだけではなく、人々が集まって話し合う場に!
江戸時代の初期まで、寺社に駆け込むことが唯一の救い。
むろん、お布施や貢献が必要ですけど。
村と密着している寺社は、自分の名前も書けない農民に教えることで、精神的な支柱。
冠婚葬祭を仕切り、特定の日の乱交にも関わっていました。
前述した、性をアピールした祭りを見れば、よく分かります。
有名な寺社には、昔から人が集まっています。
庶民が旅をするのは東海道が整備され、宿場町が発達してからですが。
寺社の周りに形成された門前町では、女を買える色街がつきもの。
江戸時代という現代ファンタジー
一所懸命では、すぐに口減らし。
しかし、労働者を求めている江戸へ行けば、1人で生活することが!?
全国から集まった人々に帰る場所はない
江戸時代といえば、ぎっしり立ち並んだ長屋に、大勢が行き来する大通り。
日常生活は、『さらい屋 五葉』で詳しく描かれています。
押し入れのような個室に、山盛りご飯とみそ汁、漬物の定食……。
世界トップの人口密度だった、江戸。
平屋の木造による集合住宅で、プライバシーのない生活。
明暦の大火を始めとする大火事が3回ほど、小規模の火事でも、多くの命と財産が失われました。
「江戸っ子は宵越しの銭を持たない!」という名言の裏には、悲しい事情があったのです。
参勤交代で滞在する侍を除けば、日雇いの仕事で糊口をしのぐ庶民は流れ者ばかり。
「日本は一所懸命」と説明しましたが、弾かれた人間の流れつく先……。
長男が全てを相続する社会で、生まれついた序列は絶対。
江戸で働き手を欲しがっていたこともあり、金で子供を売るか、故郷を捨てる人が出ました。
ジメジメした裏長屋で住む彼らに、戻るべき故郷はありません。
大店の丁稚奉公では、盆暮れに帰郷しましたが。
度重なる禁止令でも銭湯の混浴が続いた
江戸は大火と、度重なる火災により、区画整理が行われました。
拡張工事も続けられ、土木作業で良いのなら、常に日雇いの仕事がある状態。
「日の出と共にメシを炊き、日が暮れるまで重労働をして、帰りがけに一杯ひっかける」という日々。
大きな特徴は、銭湯があること!
基本的に混浴で、若い女も普通に混じっていたのです。
電気はなく、中は薄暗いまま。
家名や財産を持たない庶民は、大勢が交じっての乱交に抵抗がなく、ヤリ場になっていました。
必ずではなく、そこそこの家のお嬢さんはガードする女衆と一緒。
オッパイ、尻を触るぐらいは挨拶代わりで、近づいた男を蹴り飛ばし、「自分でしごきな!」と罵倒する感じです。
幕府は「混浴を禁止する」と発令したが、庶民は混浴でお楽しみ♪
男の体を洗いつつ誘い、売春する女たちは、吉原などに隔離されました。
江戸時代の中期から、庶民も楽しめる娯楽が増えました。
しかし、「お金をかけずに」となれば、相手がいれば行えるセックスが定番♥
ラブホの出会い茶屋もありましたが、周りにバレずに暗い場所で気持ち良くなれるのは貴重!
何よりも、汚れた体をすぐに洗えるメリットは捨てられません。
どんどん洗練された吉原の遊郭と拷問
全国から丁稚と男が集まった江戸は、男あまり。
金で女を買う売春が発達して、有名な吉原が作られました。
これは幕府公認の遊郭で、『鬼滅の刃』にも遊郭編がありましたね?
明るく描かれていましたが、遊女の平均寿命は20代半ば。
性病と出産を繰り返して客を取れなくなったら、放り出すか、死体を近くの投げ込み寺へ……。
鬼殺隊も、その仕事から、ストレス発散でのセックスが激しいはず。
史実の新選組を考えれば。
拷問も、人が多すぎる江戸で洗練されることに。
町奉行所は管理しているだけで、捜査と逮捕は下っ端である同心と岡っ引の仕事です。
その後は、「拷問で自白させる」ということが全て。
1人にかけられる時間はなく、「重い石を膝にのせる」といった処置が行われました。